マナー~内のしと外のしの違い~

マナーを守るということは、現代社会を生きていくうえで重要です。世の中には様々な常識がありますが、のし紙についてわからないという人は意外と多いです。
のし紙は贈答品に包むことで、相手に対して礼を尽くす意味をあらわします。「のし」はおめでたいときに使うものなので、本来は弔事の贈答品には使いません。しかし現代では便宜上、弔事用ののし紙が使われています。
のしには「内のし」と「外のし」の2パターンあります。「内のし」はのし紙を巻いた贈答品の上から包装紙で包むため、中が見えません。それなので、内祝いの時に使われます。内祝いとは現在では、返礼品として知られていますが、本来は「自分のところでお祝い事があり、おすそ分けします」という意味があります。どちらにしても、お相手様を祝う目的ではないので、控えめな恰好で渡すというのが「内のし」の所以です。また、贈答品を郵送する場合など、贈答品(ケースを含め)傷がつかないように守るために内のしにする場合もあります。
「外のし」は「内のし」とは逆で、のし紙が表に出て、はっきりとどのような目的の贈答品なのかがわかります。そのため、お相手様のお祝いに使用されます。
「内のし」と「外のし」の明確な区別はありませんが、知っているとお相手様に誠意がさらに伝わります。

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