入院や自宅療養を経て、病気やケガなどが回復した際、お見舞いに来てくれた人に御礼として贈る快気祝い。休職していた場合、長く職場を離れていたことで負担をかけてしまった人への御礼とお詫びの意味を込めて贈ることもあると思います。

快気祝いに贈る品物は、「不調を繰り返さない」という意味から、食品や消耗する生活用品など「後に残らないもの」が良いとされています。定番は、焼き菓子や和菓子などの菓子類やジュースの詰め合わせ、洗剤や入浴剤の詰め合わせなどです。相手の方の趣向や生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

目上の方に贈る快気祝いのマナー

少し気をつけたいのが、目上の方、特にご年配の方へ快気祝いを贈る際のマナーです。入院中や療養中にお見舞いをいただいた場合、一般的にはいただいたお見舞いの1/3～半分ほどの快気祝いを贈ると良いとされています。その際、デパートの商品券などの金券も選択肢として入ってくるでしょう。お渡しする方が自分と同等の役職などの場合、また若い方の場合は喜んでくれる場合も多いかと思います。しかし、目上の方に対して金券を贈ることは「マナー違反」とされています。せっかく贈った快気祝いが失礼な印象を与えてしまうこともあるので、注意しましょう。

また、ケーキや焼き菓子などにはバターなどの脂肪分や砂糖が使われており、ご年配の方の場合、健康上の理由から敬遠する方もいます。できれば、相手の方が控えている食べ物はないかを事前に確認すると良いでしょう。

そのほか、化粧品や入浴剤など肌に触れるものに関しても注意が必要です。年齢を重ねると皮膚がデリケートになるため、特定のものしか使用しないという方も多いです。こちらも事前に確認できるようであれば確認すると良いでしょう。

ご年配の目上の方へはどんな快気祝いの品を選ぶと良い？

快気祝いは贈る本人がまだ本調子でない療養明けのタイミングで準備するものです。贈る相手の方に何度もお伺いを立てて品物を準備することは、本人にとっても負担となるでしょう。また、相手の方の趣向や生活スタイルについて細かく質問をすることに抵抗を感じるという方も多いと思います。

このようなことから、ご年配の目上の方に贈る快気祝いの品物として、高級な日本茶などがよく選ばれます。お茶は保存がきく上苦手な方が比較的少なく、また健康維持のために意識的に飲む方も多いほど、体に良いことでも知られています。普段口にするものより上質な日本茶を選べば、良いものに触れてきたご年配の方はきっとその良さに気づき、喜んでくれるはずですよ。

昔から日本茶は贈り物として用いられることも多い品物で、ギフト用のものも多く販売しています。上質な日本茶のギフトをお探しでしたら、和茶倶楽部のギフト用日本茶のセットがとてもおすすめですよ。和茶倶楽部で販売しているものは、日本茶鑑定士が監修した静岡産の高級茶で、数々の受賞歴を持つ最上級の日本茶。目上の方に贈るのにぴったりですね。

快気祝いは、「おかげさまで元気になりました」という気持ちを伝えるものです。相手の方のことを考えつつ、自分自身も負担とならないよう品物選びをしてくださいね。